ARGOの「プラトレ」

通る企画書を作るために。プランニングのトレーニング

ネタが尽きたか?

CM好感度調査で、ずっとトップを走っていたソフトバンク白戸家を抜いて、auの英雄編が1位になったという記事を見た。桃太郎・金太郎・浦島太郎の3人の「昔話の英雄=au」として起用したらしいが、白戸家のCM同様、最初は「人気タレントを大勢起用する金にモノを言わせたCM」としてあまり好きではなかった。

ただ、シリーズが進んでかぐや姫や乙姫が登場するようになってから、「家族」とか「凄いの出たね」など、告知目的とうまく組み合わせたCMになっているなぁと感心することが増えてきて、今後の展開が楽しみになってきた。桃太郎とかぐや姫、浦島太郎と乙姫がカップルになったとしたら、金太郎はどうなるんだろう、お笑い芸人のキンタローしかないか?など、想像する楽しみもある。そう、昔の白戸家のように。

今のソフトバンクのCMを見ると、お父さんの声を変えたり、桃太郎〜つまりauのCMを揶揄したようなものが続いていて、ボーナス期のCMとしては極めてインパクトが弱い。そろそろネタが尽きたかと思うくらい、ネタのキレが悪くなっている。もちろん、このまま終わるとは思わないが、少し長く続けすぎたかなぁという気もする。CMに限らず、人気があるものは真似をされているうちが華で、他人の真似をするようになったらおしまいだ。

CMの人気シリーズは、引き際が難しい。


どう終わらせるか、どう盛り上げて行くか。夏のボーナス商戦を今のCMだけで戦って行く訳ではないだろうが、今後の展開から目が離せない。ただ、AKBとかワンダイレクション、渡辺謙などのビッグネームを使いながらパッとしないドコモのCMは、今の「トクダネ」シリーズを含めて、話題性という意味では完全に負けている。先日発表されたの決算状況を見ると、CMの好感度や話題性が、企業の勢いをそのまま表しているみたいで面白い。

個人的には、ペプシコーラの桃太郎シリーズCMの続きが放映されなくなったのが、一番残念だけど。