ARGOの「プラトレ」

通る企画書を作るために。プランニングのトレーニング

迷走中?

ソフトバンクの桃太郎シリーズCMが、やっと終わったかと思ったら、今度は小日向さんを起用して宇宙船を爆破したり年貢米を徴収したりするプレゼント告知が始まった。無抵抗のロケットを爆破したり悪代官をさせたり、要は上戸彩の上役をおちょくっている訳だが、今まで笑って見られたCMが一気につまらなくなった。そう感じるのは私だけだろうか?

上戸彩が結婚した時点でお父さんシリーズは終了すると思ったのだが、妊娠した今、どう見てもお父さんと同居する娘には見えなくなった。お腹が大きくなったら止めざるを得なくなると思うのだが、それでもお父さんシリーズを続けて行くつもりなのだろうか?
ソフトバンクの契約数も、CM好感度同様auに逆転された。携帯電話市場は春が最大需要期になる。それまで引っ張るのか、それとも秋に登場すると言われている新型iPhoneに合わせて変えて行くのか、タレントさんとの契約もあるとは思うが、個人的には変えるなら早い方が良いと考えている。CMだけでなく商品やサービス内容などあらゆる場面で常にユーザーの一歩先を歩んでいたソフトバンクが、今、後手後手に変わりつつある。まだ守りに入る企業であってはいけない。会社がどう変わって行くのか、CM展開から見えてくる場合がある。さてさて、次は何を見せてくれるのか。作り手にとっては大変だろうが、ハタから見ていると企業戦略まで見えてきそうで非常に興味深いものがある。
 
ちなみに、ソフトバンクの桃太郎シリーズCMが終わるのを待っていたかのように(待っていたんだろうけど)ペプシの桃太郎シリーズCMが再スタートした。スケールの大きさやストーリー展開の奇抜さで、他の昔話CMとは一線を画している。私としては、何よりそっちの方が嬉しい。