ARGOの「プラトレ」

通る企画書を作るために。プランニングのトレーニング

先が読めないドコモのCM

auソフトバンクが、三太郎や白戸家と言う安定のシリーズCMを展開している中、ついにドコモが新シリーズCMの投入に踏み切った。星野源が演じるプロデューサーが、ドニマル・コスモフ・モンジュウロウと言った3人のキャラクターを売り出すストーリーになっているが、わけのわからない3匹のキャラクターをどう説明して行くのか、また真剣佑と浜辺美波と言う、ヤング層の間では人気があるものの全世代的には知名度でかなり劣る2人をどのように浸透させて行くのか、全く先が読めない。

(3人のキャラクターの名前の最初の文字が「ドコモ」になる点がドコモらしいとも言えるが)

堤真一綾野剛、高畑光希を起用した前シリーズから一気に若返りを計ろうとする気持ちはわかるが、ネットに掲載されているプロフィールや関係図を見てもちょっと設定が難しすぎるような気がする。どの辺りまで先の案を考えているのか分からないが、常に全世代を対象にしたCMを展開してきたドコモとしては、かなり思い切ったシリーズであることには間違いない。

キティちゃんやおそ松さん鉄人28号などの著名キャラクターを脇役に、「ド・コ・モ」のキャラクターを星野源が売り出して行くのか、久々にクリエイターの手腕が試されるシリーズCMの登場に、期待半分・不安半分で注目して行こうと思っている。