ARGOの「プラトレ」

通る企画書を作るために。プランニングのトレーニング

2015-01-01から1年間の記事一覧

フリマアプリ

最近、買い手側が牛(買うガール)になったり売り手が狼(売るフ)になるCMをよく見かける。メルカリとか言う売ったり買ったりするスマホアプリのCMらしく、フリマアプリなんぞと言うジャンル名まで作られているようた。 CMソングはPUFFYが歌っているオリジナル…

またまたソフトバンク

上戸彩が妊娠したことで、白戸家のCMシリーズも終わるのではないかと思っていたが、ようやく新しいシリーズが始まった。今回のシリーズは、犬のお父さんは残っているものの、人気アニメとタレントをごっそり起用した超豪華バージョンになっている。 人気ア…

プランナーの寿命

私が広告の世界に入ったのは30代半ば、1988年だった。当時はまだプランナーという言葉はほとんど使われておらず、とりあえずコピーライターとして地元の広告代理店に入社した。企画書も「書く仕事」という理由でコピーライターが担当することが多く、訳がわ…

エンブレムの盗作騒ぎ

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが、盗作だとかオリジナルだとか騒がれている。爆笑問題の太田光氏が「みんなあら探しに必死過ぎ」と言っていたが、ネットユーザーが寄ってたかって似ているものを探したらいくらでも出てく…

タレントパワー

広瀬すずが出演している目薬「マイティア」のコマーシャル。 単純に、彼女がコマーシャルソングをアカペラで歌っているだけのCMなのだが、その歌い声がなんとも言えず可愛くて思わず聞き入ってしまう。 ♩ソフトでもハードでも、コンタクトレンズをいれたま…

迷走中?

ソフトバンクの桃太郎シリーズCMが、やっと終わったかと思ったら、今度は小日向さんを起用して宇宙船を爆破したり年貢米を徴収したりするプレゼント告知が始まった。無抵抗のロケットを爆破したり悪代官をさせたり、要は上戸彩の上役をおちょくっている訳…

Apple Watch

パソコン➡スマホ➡タブレットの時代を経て、これからはウェラブルが主流になると言われて久しい。話題を呼んだGoogle Glassも一向に発売されないし、Apple Watchが売れていると言う話も聞かない。スポーツをしない自分には消費カロリーや脈拍数がカウントでき…

もしかして幕引き?

昨日、ソフトバンクのCMに勢いがなくなったと書いたが、あれから、森の中を猿や雉と鬼退治に出かけて行くバージョンを見て、「もしかしてこれが幕引なのか?」と思ってしまった。もちろん、白戸家のCM全てではなく、単に桃太郎シリーズだけが終わるのか…

ネタが尽きたか?

CM好感度調査で、ずっとトップを走っていたソフトバンクの白戸家を抜いて、auの英雄編が1位になったという記事を見た。桃太郎・金太郎・浦島太郎の3人の「昔話の英雄=au」として起用したらしいが、白戸家のCM同様、最初は「人気タレントを大勢起用す…

最初にやること

企画をたてる際にはアイデア出しとか調査とか色々とやることがあるが、締切までに時間がない時や良いアイデアが出ない時など(そうなる場合の方が圧倒的に多いが)、まず最初に「表紙を作る」ようにしている。 表紙には、タイトルの他に、提出先の名称や提案者…

確信犯

今が旬の女優、広瀬すずが出演している明星のカップ焼きそば「一平ちゃん」のテレビCMが差し代わった。マヨネーズを絞り出して「全部出たと?」と博多弁で叫ぶのだが、見方によっては下ネタになる。壇蜜ならOKかもしれないが、未成年の高校生(未確認)…

シニアって言うな!

20年以上も昔の話だ。その頃はまだ、auとかソフトバンク等のブランドも無く、携帯電話はビジネスマンと学生などヤングが使うものだった。 広告なども各エリア単位の地域会社が担当しており、中国エリアの場合は、大手2社と系列の代理店が仕事を分担していた…

十六茶のCM

ガッキーこと新垣結衣が出演している十六茶のCMに、千利休が登場した。千利休と言えば、昨年の大河ドラマでは伊武雅刀さんが演じていたし、肖像画を見ても凛とした印象を持っていたので、CMに起用されたお爺ちゃん風の役者を見て少し違和感を覚えた。そ…

フォントの使い方

分かりやすい企画書と言うものは、見映えのよさも必要だが、決して綺麗なものである必要はない。企画書を作る目的は、何よりも「伝えること」だと言うことを忘れてはいけない。伝えるためには、ある程度のデザイン力が必要になる。パッと見て文字ばかりの企…

時期を逸した桃太郎

昨年、小栗旬が演じる桃太郎が登場するペプシコーラのCMを見た時には、スケールの大きさや完成度の高さから、久しぶりの大型シリーズCMだと期待した。鬼に打ち勝つ力をつけるために宮本武蔵に弟子入りする桃太郎、育ての親である狼を鬼に殺され、自らを…

キカクのカ

以前、キカクのキは「気持ちのキ」だと書いた。相手に伝えようとする気持ちか一番大切だと言うことなのだが、そのためには、企画内容はもちろん、企画書の見せ方、見え方、言葉の使い方など、あらゆるケースを想定して考えることが重要だ。 キカクのカは「考…

広告賞

映画にアカデミー賞があるように、広告にも色々な賞がある。カンヌ国際広告祭やACC CM FESTIVALと言ったビッグな賞もあるが、全国的には有名ではなくても、地方にもいくつかの広告賞が設定されている。 私が住む広島では、広島広告企画制作賞と中国新聞広告…

自分事

世の中で起こっている出来事や街で開催されているイベントなどは、そのほとんどが他人事であり、企画運営してある人たちの苦労とか工夫した点など考えた事はないと言う人がほとんどだと思う。会社や町内会等の活動でも、面倒なことに巻き込まれるのは大変だ…

東京一極集中の弊害

ひと頃、大手企業の中には、各エリアの販売会社や支社が販促展開を担当し、テレビCMまでエリア単位で制作していたところが何社かあった。各エリアで起用しているタレントが違ったり、今から見れば、何と贅沢で効率の悪い販促だなぁと思う人もいるかもしれ…

本音と建前

例えば、入社直後に先輩と飲みに行った時の話を想像して欲しい。どうしてこの会社を選んだのかと聞かれ「創業者の考え方に感動して」などと言うと、おそらく先輩は「そんな建前じゃなくて本音を聞かせてくれ」と言うだろう。そして「給料が高かったから」と…

ステップ3「続ける」

自分を変える第3のステップ 『続ける』このステップに入って初めて「努力」というものが必要になってくる。禁煙中は煙草をすいたくなるし、ダイエットをしているときはお腹がすいてくる。それを我慢する苦しさは、1度でも経験したことがある人ならすぐにわ…

ステップ2「始める」

自分を変える第2のステップ 『始める』ステップ2の「始める」というステージに移行するためには、自分自身で締切を設定することだ。締切は、物ごとを「決める」ときに設定するのではなく、何かをやろうと決意した後に考える。そうしないとなかなか先に進む…

ステップ1 「決める」

自分を変える第1のステップ 『決める』 プランナーとしてモノを見たり考えたりするクセをつけるためには、ある程度の訓練が必要になる。永年の習慣を変える訳だから、禁煙やダイエットに似た覚悟が必要だ。そこで、習慣を変えるには『決める・始める・続け…

行って帰り

「行って帰り」。今では滅多に聞かなくなった言葉だが、子供の頃に祖母や母からいつも言われていた。「いってらっしゃい」と言う意味だ。広島の方言だと思っていたが、まわりの友人に聞いても知らないという。まさかウチだけ?と思っていたところ、NHKの…

嘘をつかない騙し方

「騙し方」というと物騒な話になるが、仕事の上での商談や企画書、プレゼンテーションなどで相手を説得する際には、「嘘にならない騙し方」のテクニックを使うことが多い。嘘をつくのはルール違反だが、相手が納得するような見せ方をすることはビジネスでは…

ねばねば発想

何年か前の私は、自分で決めたことはやらねばいけない、引き受けた以上なんとしてでもやらねばならない。そんな「ねばねば発想」にとりつかれていた。1年に150冊以上の本を読むと自分で決めた時も、いつからか「本も読まねば」という発想に変わっていた…

100通り考える

テレビでベテランの板前にインタビューしていた。大将曰く「玉子料理でも魚料理でも、ひとつの食材で100の料理を作れなくては一人前とは言えないですよ」放送作家教室に通っていた頃、同じことを言われた。同じシチュエーションで100個のコントを考えなさい…

テレビの向こう側

テレビを見ていて「最近ニュース番組での訂正が多いなぁ」と感じている人はいないだろうか。名前の漢字を間違えたり、酷いものになると犯人の写真を取り違えたものもあった。ここまで来ると単純に間違えたでは済まされない。 局サイドは、VTR編集や原稿作…

プランナーという職業

私が広島に帰って地元の広告代理店に勤めるようになったとき、入社時の肩書はコピーライターだった。最初のうちはチラシのコピーやラジオCMなど、それなりの仕事が多かったのだが、広島にもマンションブームの波がやって来て、分譲マンションを販売するた…

ファイル名の付け方

「企画に必要ない部分は削ぎ落とせ」などとカッコ良い事を言ったが、苦労して作ったページを削除するのは大変な勇気がいるし、ひょっとしたら一部分でも使うところがあるかもしれないと未練がましい自分がいる。 そんな時は、作ったファイルを残してた上で、…