ARGOの「プラトレ」

通る企画書を作るために。プランニングのトレーニング

AI革命で人は幸せになれるのか?

AIやロボットの進化で、労働力が少なくなっても生産性は上げられる。巷でよく聞く話だが、果たしてそれで人は幸せになれるのだろうか?

産業革命によって大量生産が可能になり、土地を持たない人たちも豊かになった。しかし、産業革命が資本家と労働者という格差を生んだことも忘れてはいけない。

AIやロボットの発展で人々が楽になるためには、雇用や収入をしっかり守る必要がある。AIやロボットを導入する事で、今いる人材を辞めさせてはいけない。そんな法律がない限り、大半の企業は大規模なリストラに走り、街は失業者であふれることになるに違いない。そんな新しい時代になっても生き残って行くスキルを身につけなくてはいけない、と評論家は言うだろう。だが、そんな評論家たちでさえAIにとって変わられるかもしれない。

科学技術の発展は人類の幸せに結びつく。それが半分は当たり、半分は幻想であったことが明確になった今こそ、格差是正の最後のチャンスではないだろうか?

今こそ哲学や倫理学の大革命が求められている。

もう遅いのかもしれないが、何とか明るい方へ時代が流れていって欲しい。それが切なる願いである。